Blog by 大貫憲章

Kenrocks Nite ver2 <80’s Mutamt Disco Wave>

日本のバンドFrictionのメンバーも一時参加した70年台末 NY No Wave のキング!ジェームズ・チャンス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いなせ?な男装の麗人風のリジーさん。オシャレでカッコいいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんご機嫌いかがでしょうか?麗しい?それは結構です。
しかし、コロナ感染者、また東京は大きな数字が出ました〜〜〜!!よね?

そりゃそうです。フタ開けちゃいましたから。コイケちゃんたら知事選もあり〜の、政府との協調もあり〜の、経済殺すわけにもいかない〜の、で想定内なんでしょうね。
自分はDJイベントはもちろん、CROSSROADSのようなビデオジョッキー的トークなイベントも引き続き「自粛」です。うまくいけば7月末からのCROSSROADSはやれるかも、です。ただ、今のような感染が終息しきらないのではコワイですよね。

それではまたここにも最近のラジオ Kenrocks Nite ver2の内容を紹介させてもらいます。今回のテーマは80年代初め、ニューヨークからスパークした気鋭のレーベル「ZE」のおさらいでした。ロックとディスコを絶妙な感覚でミックスし、アートな雰囲気も満載でナイトクラバーを小躍りさせた藤原ヒロシくんもお気に入りなレーベル。いつものように自分の書いた選曲進行表を以下に直貼りします。これがあなたの音楽生活の一助、参考になれば幸いです。

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Kenrocks Nite ver2 <80’s Mutamt Disco Wave> 6.20&22 OA 2020

みなさんこんばんは!大貫憲章です、カッチンです!今夜もまたいつもの時間にお会いできました。祝着次第デス!英語で言えばGlad to See You! さて、6月も半ばまで来ましたが、みなさんの「新生活」どうでしょう?東京都はコイケさんがWith Coronaという宣言出して日常は日常でもコロナ前とは明らかに違うと注意喚起しました。クラブ、ライブハウスはそれでも厳しいことに変わりないので、クラウドファンディングとかいろんなシステム活用でサバイブしようと必死です。みなさんのサポートもぜひよろしくです。というところで、今夜は80年代ダンス・ロック・シーンで人気だった異色のレーベル、ZEを紹介してみようと。ニューヨーク、パリ、ロンドンが交錯したシティ感覚が魅惑的。それでは最初にレーベルの人気、中核をなした女性アーティスト2組から。

M-1 Drive My Car (long version) / Cristina (april 2020 died 61 years R.I.P.) 「Cristina (2010 Remaster)」 PCD-24244

 

 

 

 

 

 

 

M-2 Funky Stuff / Lizzy Mercier Descloux「Mambo Nassau」 PCD-24230

 

 

 

 

 

 

 

<トーク1> 受けて解説など〜そもそもZEは78年にマイケル・ジルカ (en) とマイケル・エステバン(en)によって設立。ジルカはイラク系英国人富裕層、オックスフォード卒、 NYで雑誌『Village Voice』で映画評論家として活躍。エステバンはパリで美術を。70年代はじめNYでさらにアートを学び75年にフランスに戻りパンクの影響受けファンジンや書籍を発行。フランスユースカルチャーのキーパーソン。仲を取りもったのが元ベルベッッツのジョン・ケール。頭文字をとりZEを創設、折からのNo Waveブームの追い風受けミュータントシリーズを発売。アイランド・レコードの社主、クリス・ブラックウエルを通じて世界に発信。音楽の傾向は「無国籍」なラテンフレイバーのダンスポップ。ビジュアルを意識した流行のサウンド作りで80〜82年に大ブレイク。多くのスターを輩出。そこから二組。キッド・クレオールことオーガスト・ダーネル率いる男女混成のラテンディスコ。ズートスーツファッションやラテンサウンドは日本の米米クラブの原点。Was (Not Was)は デビッド&ドンのニセ兄弟によるチームでのちにドン・ウォズが大活躍し、ストーンズ初め多くのアーティストに貢献した。

M-3 I’m a Wonderfull Thing Baby / Kid Creole & The Coconuts「Mutant Disco Volume 2」 ZEREC CD02-B

M-4 Out Come the Freaks / Was (Not Was)「Mutant Disco Volume 2」 ZEREC CD02-B

 

 

 

 

 

 

 

<トーク2>受けて解説など〜最後にロック寄りのバンドを。 Teenage Jesus & The Jerksはニューヨークの女帝なんて言われたシンガー、リディア・ランチ中心のパンクジャンクでジェームス・チャンスと共に始め、渡米していたフリクションのレックも参加。いわゆるニューヨーク「No Wave」の代表格。ソロでも活動した。そして大トリはJames Chance & The Contortions。ジェームズ・ホワイト名義でも The Blacksを率い、アバンギャルドで繊細かつ豪放なプレイを信条にジャズ、ファンク、ロックのクロスロードで今なお活躍の天才。酒にだらしないオヤジでした!多分11年に来た時に会ってます。

M-5 The Closet / Teenage Jesus & The Jerks「N.Y. No WAVE」ZECD1 Promo Copy

 

 

 

 

 

 

 

M-6 Don’t Stop Till You Get Enough / James Chance & The Contortions「Paris 1980」ZE Records–ZEREC CD10

 

 

 

 

 

 

 

『RUMBLE』

いかがでしたか?今夜のKenrocks Nite ver2?前半は大貫チョイスで80年代初期のニューヨークで話題のNo Waveからの無国籍なダンス・ポップ・レーベル ZEを紹介してみました。ポスト・パンクの流れが加速したのは単に時代のせいじゃなく、そこのアーティストやポリシーとかがシンプルで分かりやすかったせい?音楽はアートでラディカル&不条理的なのも多々あったけど、ソコがまたクールっつーことで。
今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした〜。ではまた来週ADIOS AMIGO!!