Blog by 大貫憲章

Kenrocks Nite ver2<追悼ジンジャー・ベイカー>

みなさんゴキゲンいかがでしょうか?自分は先週末金土と続けてDJがありました。年に一度あるか?という(ちょっと大げさ)くらいの多忙な時間でした。おかげで、お疲れモードなう!で加えて持病のギックリ腰がスライト・リターンで厄介な週明け迎えてます。

ただ、DJはいずれも現場が楽しく、その時間はおおいに楽しめたし、ナイスな時間でした。金曜日の渋谷bridgeでは「昭和のBGM」と称してふだん使うことのないレコードばかりでセット組みました。マーティン・デニーの「引き潮」からエディー藩の「横浜ホンキートンクブルース」からデヴィッド&ジョナサンのバージョンの「ミッシェル」とか、まあいろいろ。外国のお客さんには「ブルーノ・マーズ」かけろ!とか不評でしたが、そもそもそういうのかけませんから。

では先週末2日土曜日に放送したラジオKenrocks nite ver2の内容をここにも紹介させていただきます。この日は先日80歳で亡くなった偉大なるロック・ジャイアントで不世出のドラマー、ジンジャー・ベイカーを偲んで彼がクリーム〜ブラインド・フェイスの頃の演奏を聴いてみました。素晴らしい!の一言。
では以下に自分の書いた選曲進行表を直貼りします。これがあなたの音楽生活の一助、参考になれば幸いです。
また聞き逃した!という方にはRADIKOで聴くことも出来ますのでよろしくです。

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Kenrocks Nite ver2<追悼ジンジャー・ベイカー> 11.2OA 2019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんコンバンワ。大貫憲章です、カッチンです!11月2日の午後10時を回りました。いよいよ今年も追い込みシーズン?あと2ヶ月切りましたね。年末に向けて何かと忙しい、気ぜわしい時期になっていくんだな、と。流石に季節も秋深し、今年の夏の異常な暑さとか忘れつつあるね。しかし、温暖化の問題には地球全体で取り組む必要がある、と日々実感させられる2019年。オレのオナラも止めたいデス。いやマジで。そんな今夜は10月6日に80歳でこの世をサヨナラした偉大なるドラマー、ジンジャー・ベイカーを偲んで改めて大貫なりに彼の音楽、プレイを検証しようと。ではまずはこのナンバーから。

M-1 Crossroads / Cream 「Wheels Of Fire 」 POCP-2638/9

 

 

 

 

 

 

<トーク1>受けて解説など〜ピーター・エドワード・ジンジャー・ベイカー1939年ロンドン生まれ。2019年10月6日カンタベリーの自宅で逝去。享年80歳。心臓病で闘病中で10日ほど前から危篤状態と。15歳でジャズドラマーのフィル・シーメンから手ほどき受け音楽へ。その後、かの有名なアレクシス・コーナー率いるブルース・インコーポレイテッドに加入。そこでその後の彼の活動のカギを握るジャック・ブルース(2014年死去)と出会う。そしていよいよ世界に売り出す舞台となったクリームへ。エリック・クラプトンはその頃の彼と思われる古い写真をインスタにあげ一言「ジンジャー」とだけ哀悼の意を表している。では今夜はそのクリームの時代から記憶に残る曲と演奏を紹介します。次は2曲。

M-2 Those Were The Days / Cream (Ginger Baker/Mike Taylor) 「Wheels Of Fire」 POCP-2638/9

 

 

 

 

 

 

 

M-3 Steppin’ Out / Cream 「BBC Sessions [Live]」 UICY-1167

 

 

 

 

 

 

<トーク2> 受けて解説など〜 M-2はジンジャーと彼の友人?同世代のジャズマンとの共作。弾けるようなドラミングがカッコイイ。ドラマーじゃなくてもすごいことは分かる。ビートバンド世代とは感覚が違う。ジャズとアフロアフリカンなセンスが混入したような。M-3 は最初は米国エレクトラ企画のオムニバスアルバム「What’s Shakin’」1966にパワーハウス(スティーブ・ウインウッドら)名義で収録。続いて初期のアルバム収録のジンジャー自身のオリジナル。ガマガエルだけど邦題は「いやな奴」。

M-4 Toad / Cream (Ginger Baker) 「Fresh Cream」UICY-93693

 

 

 

 

 

 

<トーク3> 受けて解説など〜これは デビューアルバムFresh Creamからのスタジオバージョンだけど、よく紹介されるのはWheels Of Fireからの長尺ライブのやつですね。クリーム以後のバンドエアフォースでもプレイしてます。実際、ロックの歴史のエポックとも言える「ドラムソロ」で、それまではここまでソロで演奏された曲はほぼない。(1965 The WhoのThe Oxではキース・ムーンの素晴らしいソロが聴けます)。では最後にジンジャーの曲でも彼のドラムソロもないけど、全体的にカッコいいし、もちろん彼のプレイも輝いてるヒット曲。かつて私が解説書いたアルバム「ライブクリームvol2」から時間まで〜

M-5 Sunshine Of Your love / Cream (Jack Bruce/Eric Clapton/Peter Brown)「Live Cream, Vol. 2」UICY-93700

 

 

 

 

 

 

<RUMBLE>

いかがでしたか、今夜のKenrocks nite ver2? 前半大貫コーナーは10月6日に80歳で亡くなったロックジャイアントの一人で、偉大なドラマーで時代を革新したジンジャー・ベイカーのクリーム時代の演奏を聴いて見ました。ロックの世界にワールドな感覚を持ち込んだひとりでもあり、アフリカに住んで71年にナイジェリア生まれの鬼才フェラ・クティと共演して注目されたりその意味では波乱万丈でも十分に意義ある人生だったように思えます。ご冥福をお祈りします。ここでお知らせ〜今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした!ではまた来週ADIOS AMIGOS!