ARTIST

ジャック・マクマホン JACK McMAHON

オフィシャルHP

「ジャックとぼくが会ったのは、彼がニュー・ジャージーからヒッチハイクしながら大陸を横断してきて、ポートランドに腰を落ち着けてからしばらくのこと。70年代の初めだったと思う。(中略)ぼくらは、そのジャック・マクマホン・トリオが大好きになった。連中はすごくいい音楽をやっていた。歌もいい、演奏もいい、曲もいい、すべてが最高で、そう、見た目もいかしてた! 何年かして、ぼくはジャックのバンドに参加するようになった」(ゲイリー・オーガン)

バイオグラフィー

 オレゴン州ポートランドを拠点に活動するシンガー・ソングライター、ジャック・マクマホン。\
 音楽的なキャリアのスタートは、ニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジのフォーク・シーン。東海岸時代には、ブルース・スプリングスティーンやスティーリー・ダンの前座をしながら、やがて、シンガーとしての才能を買われて、ジェリー・ゴフィン(キャロル・キングの元夫で、離婚後はシンガー・ソ\\ングライターとしてアルバムを発表)のデモ・テープ・シンガーを務めていた。70年代には短期間ながら、コロムビア・レコードとアーティスト契約して自作をレコーディングしたという(当時の音源が発表されたかどうかは不明)。82年というAORの当たり年に待望のファースト・アルバム『ベター・レイト』をリリース。都会的に洗練されたサウンド・プロダクションの中に、アコースティックなシンガー・ソングライターとしての出自をうかがわせる優れたアルバムとなった。同じくポートランドで活動するゲイリー・オーガンがコーラスで参加して、アルバムのAOR風な意匠に華を添えている。\
 現在もマイペースながらミュージシャン活動を継続。アルバムは『Too The Line』(00年)と最新作『The Man That Love Forgot』(07年)の2枚で、後者には、ゲイリー・オーガン他、やはりポートランドのジャズ・ピアニストであるトム・グラントが参加するなど、どのアルバムも、この街の音楽シーンの活況を伝える好サンプルとなっている。

ディスコグラフィー