ARTIST

ジャスティン・トンプソン JUSTIN THOMPSON

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2007年日本のジャズ/ロック・シーンに彗星のごとく現れるや、CDショップ、各種マスコミ媒体、個人のブログで話題騒然となったジャスティン・トンプソン。21世紀の新しいジャズ・スタイル、新しいジャズ・ヒーローの誕生を予\\感させる期待のアーティストだ!

バイオグラフィー

ジャスティン・トンプソンはクールなジャズ・ヴォーカルとホットなスウィング・ギター、そして時代を超えたソ\\ング・ライティングの才能を魅力として兼ね備えている。彼のスモーキー・ヴォィスはハリー・コニックJRやスティングになぞらえて称される。彼のギター・プレイはジャンゴ・ラインハルトの情熱やウェス・モンゴメリーのリリシズムを呼び覚ます。ソ\\ングライターとしては美しいバラードを得意する一方で、あたかも50年前に書かれたようなアップ・テンポのスウィング・ナンバーも巧みに作り上げる。しかし、ジャスティンは単なるトラディショナル好きの枠には収まらない。彼はポピュラー・ミュージック界におけるジャズの新しい方向性を示すような作品を次々と書き上げる。もちろんユーモアのセンスも優れている。これは彼がCDでブリトニー・スピアーズのメガ・ヒットである「BABY ONE MORE TIME」のカヴァーを敢行したことでも明らかだろう。
しかしながら、彼の研ぎ澄まされたミュージシャンとしてのセンスはブリトニーのナンバーをノヴェルティ・ソングとしてではなくジャズ・ナンバーとして生まれ変わらせてしまった。(ジャスティンは鮮やかな手腕で自分がジャズ界のアル・ヤンコビックにはなり得ないことを証明してみせたということだ。)

当然のことながら、評論家筋もジャスティンに注目している。彼はナッシュヴィルの「スターヴィング・アーティスト・アワード」のベスト男性アーティスト賞を2002年と2003年に連続で受賞した。ナッシュヴィルのレイジ誌では『テイスティ・プディン』が2002年のCDトップ10にランクインした。ジャスティンはナッシュヴィルの格式あるスワン・ホールでトニー・ベネット共演を果たしたこともある。

ジャスティンのソロ名義としては『テイスティ・プディン』がデビュー作だが、彼はナッシュヴィルではトラディショナル・ジャズ、スウィング、ブルーグラス&カントリーのトップ・ギタリストとして前々から名を馳せていた。彼はこれまでに(The Squirrel Nut Zippersの)キャサリン・ウェイランド、ジョン・ハートフォード、ライダーズ・イン・ザ・スカイナッシュヴィル・チェンバー・オーケストラ、デヴィッド・グライアー、マンディ・バーネット、グレッグ・カーリング、キャシー・キアヴォラ、ナッシュヴィル・マンドリン・アンサンブル、アニー・セリック、Gypsy Hombresらの作品に関わった経歴を持つ。

Gypsy Hombresの一員として活動していた時期の彼は、2001年のベスト・ジャズ・ミュージシャン・オブ・ナッシュヴィルで票を集めたるほど人気を博し、ナッシュヴィル・チェンバー・オーケストラとのジョイントで9回もコンサートを行ったほか、(『Cafe Strut』と『Django Bells』という)2枚のアルバムをタワー・レコードのベスト・セラーCDに送り込んだ。2002年にMerless International Recordsの配給下に入った『Django Bells』は、ダウン・ビート誌で4つ星評価を受けるなどアメリカ全土から絶賛されることとなり、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、USAトゥデイ紙、N.P.R.の“All Songs Considered” にも取り上げられた。

バークリー音楽院の卒業生であるジャスティンは、ギターの教則本の執筆やギターのマンツーマン・レッスンなどの収入で生活を支えながらジャズ・ミュージシャンとしての活動を続けてきた。彼がこれまでに採譜と監修を行ったドク・ワトソン、トニー・ライス、デヴィッド・グライアー等著名ギタリストのテクニック攻略本6冊は、全てメル・ベイ・パブリッシング社から出版されている。地元ナッシュヴィルでも彼は腕の立つ音楽講師として大人気だ。彼の教え子からはナッシュヴィルの素晴らしいプレイヤーやソングライターが何人も誕生している。\

アメリカ東部や南部をツアーで回り始めた昨今のジャステインは、ハードにスウィングするバンドと共に圧巻のプレイでステージを揺るがせ、集まってきたカレッジのキッズとジャズのピュアリストの両方に感動を与えている。若い世代の観客はジャスティンのエネルギーに満ちた演奏からジャズの原点である反骨精神を学び取る。一方、ジャスティンの音楽性の高さはトラッドを重んじるリスナーにも大いなる満足を与える。年代を問わず、全てのオーディエンスにとっての“味わい深いプディング”がジャスティンの音楽なのだ。

ディスコグラフィー