ARTIST

矢舟テツロー Tetsuro Yafune

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シンガー・ソングライター、ピアニスト、ヴォーカリスト。オーセンティックなジャズをベースにしながらもポップセンス溢れる「ヒップな」音楽を追求し続ける日本では数少ないタイプのミュージシャン。蠍座でB型。十代をサッカー少年として過ごし、音楽を始めたのは18歳から、とピアニストとしては異例のスロー・スタート。大学在学中に聴いた細野晴臣「HOSONO HOUSE」に影響を受け、シンガー・ソングライターとしての活動を開始。ジャズ、リズム&ブルース、レゲエ等の黒人音楽をベースにしながらも、日本語の響きを最大限に生かしたポップ・ミュージックを作り続けている。またジャズ・ピアニスト&ピアノ弾き語りのヴォーカリストとしてジャズ・バーやラウンジ等での演奏活動を続けている。矢舟テツローの音楽スタイルがユニークなのは日本のジャズ・シーンでは必ずしも正当に評価されているとは言えない、モーズ・アリスンやジョージィ・フェイム、ベン・シドランやブロッサム・ディアリーといった「ヒップな」ミュージシャンから多くの影響を受けている点である。また、現在日本のジャズピアニストの多くが「モードジャズ以降」のスタイルで演奏しているのを尻目に、一人黙々とビ・バップやスウィング・ジャズ、さらにはブルース・ピアノやブギウギ・ピアノといった「ルーツ・ミュージック」「ヴィンテージ・ミュージック」を研究・探究している、あまのじゃくなミュージシャンである。2005年7月に1stアルバム「ダウンビート」を発表。その高いポップセンスには、彼が敬愛するベン・シドランからも「アレンジが控えめであり、また緻密でもあり、ピアノとヴォーカルを引き立てているところ、シンプルにメロディーラインそのものを聴かせようとしているところが気に入っている。」と賞賛の声が寄せられた。またこのアルバムには以前から交流のあったシンガー・ソングライター、馬場俊英もコーラスやギターで参加している。2006年6月に2ndアルバム「スモール・コンボ」を発表。ピアノ・トリオやピアノ&ベースのデュオといった「スモールコンボ」による、シンプルかつ暖かみのあるサウンドが展開されている。2007年にはヴィブラフォン奏者、渡辺雅美率いる「the fascinations」のアルバム「quiet dance」にゲスト・ヴォーカリストとして参加し「和製チェット・ベイカー」として話題を呼んだ。2008年10月に3rdアルバム「Fruits & Roots」をリリース。自身の音楽ルーツを見つめながら、よりポップに、より力強くなったサウンドと、アートワークを含めたトータルな世界観は、各方面で高い評価を得た。また、「アメカジ」ファンとしても有名でファッションへのこだわりを熱く綴ったブログはファッション業界からの注目も高い。

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