アミーゴ AMIGO

●エドガルド・カルドーソは、64年ブエノスアイレス生まれ。幼少の頃より独学でギターを学び始め、SSWとしての才能を独自に開花させてきました。これまでに、国際的に大きな評価を得た劇団\\\"ラ・ピスタ４"や前述の"プエンテ・セレステ"、タンゴ・ユニット、"セラ・ウナ・ノーチェ"に参加し、00年にはエドガルド・カルドーソ・トリオとしてアルバム、『A撲s despu市』を発表するなど、多方面で華やかな活躍をしてきた才人です。一方フアン・キンテーロは音楽一家に生まれ育ち、子供の頃より、アルゼンチンの民族音楽に親しんできました。99年、現在ペドロ・アスナールのバンドも掛け持ちしているアンドレス・ベーウサエルトとラ・ボンバ・デ・ティエンポのマリアーノ・カンテーロの３人でアカ・セカ・トリオを結成。結成当初からエグベルト・ジスモンチやアルベルト・スピネッタを彷彿させるマジカル・サウンドで注目を浴び、これまでに、ペドロ・アスナールやリリアナ・エレーロ、レオン・ヒエコ、モノ・フォンタナといったアルゼンチン現代音楽の重鎮らと共演してきました。
●本作、『アミーゴ』はそんなカルドーソとキンテーロの夢の共演。カルドーソ\\\が主なコンセプトを考え、フアンがアレンジを煮詰めるという作業から生まれた珠玉の作品です。アコースティック・ギターとヴォーカルのみという編成は、実にシンプルながらも、それがかえって二人の美しい声と優しいギターによるハーモニーを際立たせています。カエターノ・ヴェローゾを彷彿させるエドガルドの繊細でソフトな歌声＆ギターとポスト・ペドロ・アスナールと囁かれるファンの低音のクールな歌声＆ギターによる極上のハーモニーに、ひたすらうっとりさせられるばかりか、南米特有の光と影のコントラストを実にナチュラルに描き出しています。サウル・サリーナスのタンゴ曲「ロス・ペンサミエントス」やアルゼンチンを代表\\\する詩人、フアン・Ｌ・オルティスの作品に曲をつけるなど、アカデミックな品の良さも同時に感じさせる名盤!!
●プエンテのファンはもちろん、ホルヘ・ドレクスレル、ペドロ・アスナールやカエターノ・ヴェローゾら南米発の男性SSWもの好きは男女問わずマストです！