クエルダス・ケ・ジョラン CUERDAS QUE LLORAN

●1934年に設立した、コロンビアの老舗レーベル、ディスコス・フエンテス。黄金時代と言われる1960〜70年代には、カリブ海に面した南米コロンビア共和国のダンスホールを沸かしたサルサ、クンビア、パジェナート、メレンゲ、ポロ、ガイタ、デスカルガなどそれらのラテン・ダンスミュージックを数多く発表しました。昨今では、そのディスコス・フエンテス全盛期の音楽が日本を始め、世界各地で様々なレーベルで発掘、コンピが制作されています。
●そんなディスコス・フエンテスの創始者であり、自身もミュージシャンとして活躍していたトーニョ・フエンテス。レーベルも相当個性的ですが、流石その設立者の音楽もユニーク。ラテンでは大変珍しいハワイアン・スティール・ギターで、ラテンの有名曲、「国境の南」「水晶の鐘」「ラ・パロマ」などを中心に聞かせます。バックは、ラテン・パーカッション、アルパ（ハープ）、アコーディオン、オルガン、ヴィヴラフォンなどによる、ユル?いアンサンブル。そして時々出てくる女性コーラスがまた、エキゾチックな雰囲気をまき散らします。