くちづてに FROM MOUTH TO MOUTH

●ハンガリーを代表するコンテンポラリー派トラッド・フォーク・バンド「マカーム」や、ハンガリーのロマ系ツィンバロム第一人者バログ・カールマーンとの共演などをはじめ、お馴染みの大人気バンド「ベシュ・オ・ドロム」のヴォーカリストとしても活躍する超美形シンガー、サローキ・アーギ。ビーンズ・レコードからの配給で好評をいただいている、本国ハンガリーでは「年間ベスト・ジャズ・アルバム」に選ばれた『ラメント』（BNSCD-8804）、「子供のための音楽」をテーマに、ジプシー音楽やレゲエ風、ボサノヴァ調など多彩なアプローチで大好評の『ツィピティ・レーリンツ』（BNSCD-8833）に続くお待たせの最新作は、女性ヴォーカル３人によるポップなフォーク・ミュージックです。
●ボグナール・シルヴィアは前出「マカーム」で長年活躍、また2006年に発表したソ\\ロ・アルバム「ENEK ORZI AZ IDOT」は本国で大ヒットした実力派のヴォーカリスト。またヘルツク・アーグネシュは2002年のソロ・アルバム「ARANY ES KEK SZAVAKKAL」ではバログ・カールマーンとの共演で大いに話題になった大人気のヴォーカリストです。
●そんな３人がギター、チェロ、パーカッション、ダブルベース、ピアノ、ヴァイオリン、笛などのアンサンブルをバックに、透き通るように美しく可憐な歌声を送り届けてくれています。タイトルは英語訳ですと「Mouth to Mouth」。このタイトルは唄を伝承し続けることをリスペクトし続ける彼女たちの姿勢を表すとともに、３人がそれぞれ流れるようにお互いのメロディーを唄い繋げていく、というこのアルバムならではの意味もありそうです。