ア・ラ・パンチャ・デル・ボウ A LA PANXA DEL BOU

●マヌ・チャオを中心に今なお勢い衰えず盛り上がりをみせるバルセロナのミクスチャー・シーン。そんな中でも既にベテラン・アーティストの域に達したといっても過言ではない、ラ・トローバ・カンフーによる痛快でポップなニュー・アルバムが届きました！
●ラ・トローバ・カンフーの中心人物のジョアン・ガリーガは、これまたバルセロナ・シーンの大人気バンドだったドゥスミンゲトのカリスマ・ボーカリストとして活躍した人物。彼がドゥスミンゲトを解散させて2005年に新たに始動させたのが、このラ・トローバ・カンフーです。ジョアン・ガリーガの流ちょうなアコーディオンを中心に、要となるフラメンコ・ギターに切れ味の鋭いパルマ（フラメンコの手拍子）、さらにラテン・マナー、キューバン・マナーを取り入れたドラムスとパーカッションといった自由度の高いメスティーソ（混血）音楽を構築。ルンバ・カタラーナやクンビア、レゲエ・ダブ、カントリー、テックスメックス、ロカビリー、ブルース、ヴギウギetc、しまいにはヨーロッパのトラッドを彷彿させるようなメロディーも飛び出して、実にバラエティーに富んだ内容に仕上がっています。