アパラチアン・スウィング！ APPALACHIAN SWING !
アコースティック・ギター・ファン垂涎のアルバム。1964年発売の激レア盤を丁重に再現。紙ジャケ・オリジナル体裁の世界初CD化。本盤の主役は、ザ・バーズ後期メンバーとして活躍したストリング・ベンダー名手、クラレンス・ホワイト。彼の表情豊かなアコースティック・スウィング・ギターは、カントリー・ギターの達人、ジミー・ブライアント、マール・トラヴィス、フォークの巨人ドック・ワトソ\\ンのギターだけでなく、ジプシー・ジャズの大御所、ジャンゴ・ラインハルトのテクニックまで応用したもので、このアルバムには、こうした要素がたっぷり味わえる。また随所に聴けるクラレンスの優雅なシンコペーション、ダイナミックなギターはブルーグラス・ファンのみならず、すべてのギター・ファンにとって憧れ。
楽曲リスト
DISC1
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1. CLINCH MOUNTAIN BACK-STEP
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2. NINE POUND HAMMER
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3. LISTEN TO THE MOCKING BIRD
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4. WILD BILL JONES
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5. BILLY IN THE LOW GROUND
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6. LEE HIGHWAY
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7. I AM A PILGRIM
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8. PRISONER'S SONG
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9. SALLY GOODIN
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10. FADED LOVE
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11. JOHN HENRY
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12. FLAT FORKTOTAL TIME
■02：Nine Pound Hammer
マンドリンとギターの白熱バトル。クラレンスのうねるようなギター・ワークは、アコースティック・ギターの可能性を示すものと高く評価された。微妙な指使いに感動。\r
■05：Billy In The Low Ground
いきなりクラレンスの早弾きギターが登場。名手ドック・ワトソンとは違った独特のスウィング・ビートを醸し出している。天才ギタリストの風格がはや漂っている。\r
■07：I Am A Pilgrim
ザ・バーズの名盤「ロデオの恋人」収録でもお馴染み。マール・トラヴィスのヒット・カヴァー。妖しい色気を醸し出すギター・ソロが鳥肌ものだ。\r
■09：Sally Goodin
クラレンス・ホワイトのギターが冴え渡るトラック。繊細なクロス・ピッキングは、まさに芸術。洒脱なスウィング感に胸がときめく。
■11：John Henry
トラディショナル・ソングを大胆にアレンジしたギター・ソ\\ロが圧巻。色気たっぷりで優雅なシンコペーションを効かせた手法が最大の聴きどころ。
★プロフィール
ケンタッキー・カーネルズは、1960年代のカリフォルニアのブルーグラス・シーンで注目を浴びたグループ。ローランド(マンドリン)＆クラレンス（ギター）・ホワイト兄弟を中心に、ビリー・レイ（バンジョー）、ボビー・スローン（フィドル）、リロイ・マック（ドブロ)、ロジャー・ブッシュ（ベース）の5人編成。60年代に沸き起こったフォーク・リヴァイヴァルでの花形バンドとして活躍。65年解散、ギターのクラレンスはその後ザ・バーズに加入、ロック・フィールドで大活躍。
■原盤 米ＷＯＲＬＤ ＰＡＣＩＦＩＣ（1964年）
■解説 鈴木カツ
