オーバーデュー OVERDUE

アーティスト
セヴリン・ブラウン
SEVERIN BROWNE
レーベル
ヴィヴィド・サウンド
商品区分
CD
発売日
2021/07/21
品番
VSCD3999
税込価格
2,970円
ジャンル
バーコード
4540399039992
※ 先頭3桁が「200」の場合は非JANコード(転用不可)
7年ぶりとなるジャクソン・ブラウンのニュー・アルバム『DOWNHILL FROM EVERYWHERE』のリリースが話題になる中、何とこの人からも音の便りが届いた。

楽曲リスト

DISC1

  • 1. YOUNG AND FREE
  • 2. SPARKLING RIVER
  • 3. ON MY WAY TO PLAY
  • 4. FUKUSHIMA SUNSET
  • 5. OVERDUE
  • 6. LEAVING YOU IS THE HARDEST THING I'VE KNOWN
  • 7. MY FRIENDS ARE ALL AROUND ME
  • 8. MIGUEL AND MARIA
  • 9. I AM AND I WILL
  • 10. QUIET NIGHT

7年ぶりとなるジャクソン・ブラウンのニュー・アルバム『DOWNHILL FROM EVERYWHERE』のリリースが話題になる中、何とこの人からも音の便りが届いた。ジャクソンの1歳下の弟、セヴリン・ブラウンその人である。アルバムを出すのは、日本制作で20年ぶりに作られた3作目『FROM THE EDGE FROM THE WORLD』(95年/徳間ジャパン)以来?…と思いきや、不勉強なことに、01年に『THIS TWISTED ROAD』、12年に『LUCKY MAN (A Songwriter's Notebook)』という自主制作盤を密かにリリースしていた。きっとジャクソンやセヴリンの熱心なファン、ウエストコースト・ロック蒐集家には周知の事実だったのだろう。でも日本では、ほぼ四半世紀ぶりの国内リリース。突如の復帰にビックリされた方も多いのではないだろうか。
ただし、セヴリンがずーっと忘れ去られたままでいたワケではない。73~74年にモータウンに残した最初の2枚のアルバムを、2000年に揃って初CD化したのは日本である。しかもデビュー作は14年にも廉価盤で復刻され、好評を得た。支持したのは、おそらくセヴリンのデビュー時にはまだ生まれていなかったであろう若い音楽ファン。90年代半ば、レア・グルーヴ指南書として当時の20~30代に注目されたサバービア誌で、デビュー作が紹介されていたのがキッカケだ。とりわけ、セヴリンの甘いヴォーカルと柔らかなアコースティック・グルーヴを湛えた<Stay>が人気沸騰。フリーソウルのコンピレーションにも収録されてレア・グルーヴ定番曲になリ、それを受けての初CD化だった。
これに驚いたのは、彼らよりも一世代から二世代上のウエストコースト・ロック好きである。そもそもセヴリンの初期2作は、アナログ時代には日本発売がなかった。だから多くの人はジャクソン経由でセヴリンを知り、熱い眼差しを投げたのだ。95年のカムバックにも相当驚かされたが、若い世代の再評価は、まさに狐につままれたような話だった。そして今ここに、また20年後のニュー・アルバムが出た。セヴリンとしては通算6枚目のソロ作である。