ラスト・ラブ・ソング LAST LOVE SONG

アーティスト
高村洋一WITH ポチ マーク2
レーベル
マスクラット
商品区分
CD
発売日
2015/07/22
品番
RATCD4395
税込価格
2,750円
ジャンル
サブジャンル
CITY POP / Light Mellow
バーコード
4540399043951
※ 先頭3桁が「200」の場合は非JANコード(転用不可)
1980年当時、大学生だった高村洋一が、卒業記念として僅か200枚のみ自主製作した極上CITY POP激レア盤。シティ・ポップの名盤に名を連ねるべくレコード完成から35年後の待望のCD化。紙ジャケット仕様。杉真理推薦コメント。

楽曲リスト

DISC1

  • 1. ぐうぜんどこかで
  • 2. エアポート
  • 3. まちかと?
  • 4. やっぱり君がサイコーさ
  • 5. Last Love Song
  • 6. ポーカーフェイス
  • 7. ナンパ船の上で
  • 8. ブルーグレーストリートソンク?
  • 9. はれのちくもり
  • 10. オレンジの朝
  • 11. ひとりぽっちのバレンタイン   【BONUS TRACK】
  • 12. (1)ぐうぜんどこかで~(2)エアポート  【BONUS TRACK】
  • 13. まちかど  【BONUS TRACK】
  • 14. ブルーグレーストリートソング  【BONUS TRACK】
  • 15. Last Love Song   【BONUS TRACK】

高村洋一は、中学時代にビートルズ、高校時代は日本のフォーク等に影響を受け、自作曲を弾き語り等していたが、1976年に慶応義塾大学に進学し、竹内まりや、杉真理も在籍した同大学の音楽サークル、リアルマッコイズに入部する。1977年の夏、同サークルの友人に渋谷のBYGというロック喫茶に連れられ、友人のリクエストでかかった山下達郎「Spacy」に衝撃を受ける。それまでの日本フォークの影響下にあった自作曲は山下達郎や杉真理等の音楽世界に刺激を受け、洗練された作風に変貌を遂げる。その後、書き溜めた本作収録の自作曲は、サークルの定期演奏会等でも披露されたのみ。音楽プロダクションから、デビューの誘い等もあったが、夢叶わず、卒業記念として就職前にその想いを断ち切る為、自身の音楽の集大成を創っておきたいと1980年に僅か200枚のみ自主制作したレコードが、本作「LAST LOVE SONG」。勿論、当時は一般に流通することなく、「偶然の出会い」により発掘され、コアなコレクターの間で話題となり、大切に聴かれてきた極上シティ・ポップ激レア盤。
アカペラで始まる(1)「ぐんぜんどこかで」?(2)「エアポート」への流れは、鳥肌モノ。絶品バラード(3)「まちかど」、本アルバム製作の心情であり、夢への決別を綴ったタイトル・ソング(5)「ラスト・ラブ・ソング」は、曲詞、歌、演奏とも素晴らしくまさに胸を打つ名演。外にもサンバ、ボサノヴァ調の(4)「やっぱり君がサイコーさ」(7)「ナンパ船の上で」。軽快なドラムブレイクから始まる疾走間のある(6)「ポーカーフェイス」、メロウな(10)「オレンジの朝」等、アルバム通して最高の内容。
レコーディングは、リアルマッコイズのメンバーを中心に日吉のヤマハスタジオで、僅か2週間で完了。殆どの楽曲の作詞作曲を手がけた高村の秀逸なメロディーラインに自身の心情も重ね合わせた詩、そしてファルセットを駆使した甘い歌声。高村を中心に参加メンバーでアイデアを出し合い、良く練られたアレンジとリズムセクションは、皆で集まっての熱気溢れるほぼ一発録りながら、無駄のない考え抜かれたフレーズを披露。後にプロギタリストとして岸田智史、来生たかお等のサポートやレコーディングにも参加した荒木博司も中心メンバーとして参加しており、随所に光る素晴らしいギタープレイで本作品を盛り立てている。センスの良い上質なジャケットのアートワークは、同サークル先輩の林田安央。プレスも同期の伝手で東芝EMIに依頼。当時のライナーノーツには同サークルの先輩であり、目標だった尊敬する杉真理がコメントを寄せ、インサートシートも友人に手書きしてもらいそれをコピー。録音された音楽同様まさに手づくりの参加したメンバーの思いが詰まった宝物のようなアルバム。シティ・ポップの名盤に名を連ねるべくレコード完成から35年後の待望のCD化。本作品収録曲の当時のLIVE音源を5曲と現在の未発表音源1曲をボーナストラックとして追加収録。(Takeshi Nagakubo / Kapalua Music)