ワ・ホ・ハ WA HO HA

【アフロ・ファンクのダークホースによる超貴重盤】
フェラ・クティを中心に再評価の絶えないアフリカ・ナイジェリアのファンク・シーンにあって、これまで多くを語られることのなかったシンガー、ペイジィ・エティナ。70年代を通してレギュラー・バンド“ブラック・ヒッピーズ”を率い、数枚アルバムをリリース。その中でもバリエーション豊かな作風に世界のコレクターからウォントされつづけている1978年のセカンド・アルバム。

【レゲエ・ミーツ・アフロ・ファンクな奇跡の名作！】
ルーディなサウンドと絞り出すように歌われる、ペイジィのオリジナリティあふれる声が決め手となる1枚。まるでピーター・トッシュがアフロ・ビートに股がりシュライン（フェラ）とモーターシティ（モータウン）を往来するような世界が展開される。前半にはルーツ・レゲエの影響を色濃く残したトラックが。印象的なホーンに誘導され打ち鳴らされるロックステディ・ビートの上を自在に遊泳する、ペイジィの味わい深い声がたまらない「Comfort Me JahoJah」。自身の生地であるナイジェリア南部のベニ市を讃えた「My Home」。コールアンドレスポンスを冒頭に、ドラマチックな転調を挟みファンクに結ばれる「Elizabeth」。バウンシーなブレイクビーツにファンキーなコーラスをフィーチャーした本アルバムのテーマソング「Wa Ho Ha」。ペイジィのギター／ブラック・ヒッピーズのアクティブな演奏を存分に堪能させるインスト・ファンク「Papa's Black Dog」。そして最後はアフロ・ファンクの大団円「Lahila」。全7トラック捨て曲なし！

■SECRET STASH――シークレット・スタッシュ
2009年にUSミネアポリスで産声をあげた“世界のレアグルーヴ”を紹介するレーベル。レーベル第2弾として放たれたマイルス・デイヴィスの金字塔『KIND OF BLUE』のレゲエ・カヴァー作品『JEREMY TAYLOR――REGGAE INTERPRETATION OF KIND OF BLUE』が日本でも空前の大ヒットを記録し、知名度をいっきに上げる。リリースの基本コンセプトに4つの部門＜アフリカ＞＜南米＞＜アメリカ＞＜アジア＋ヨーロッパ＞を設け、世界中のヘヴィ級レアグルーヴをディグ。創設3年目にして急成長を遂げた。その飽くなき探究心と誠実な音楽愛は、世界中のコアなリスナーを虜にしている。今後もSECRET STASHから目が離せない！