3番目の季節 THE THIRD SEASON

アーティスト
秋休み
レーベル
Production Dessinee
商品区分
CD
発売日
2015/11/25
品番
VSCD9821
税込価格
2,530円
ジャンル
サブジャンル
インディポップ/K-POP/ワールド/グッド・ミュージック
バーコード
4540399098210
※ 先頭3桁が「200」の場合は非JANコード(転用不可)
青く切ないメロディとキラキラしたアコースティック・サウンドのピュアな融合。コリアン・インディポップの純真、“秋休み”の3rd『3番目の季節』は、期待通り、いやそれ以上の名盤に仕上がりました。ジワジワと染み込む懐かしさ、優しさに心洗われるような会心のアコポップの傑作です。泣けます…。

楽曲リスト

DISC1

  • 2. 153cm、フラットシューズ
  • 3. サハ
  • 4. 私どうして鞄から落ち葉が出てくるんだろう
  • 5. くしゃみ
  • 6. David
  • 7. 恋に落ちた私
  • 8. 別れ、前へ
  • 9. 人の洪水の中で
  • 10. ベストアルバムは買わない(album ver.)
  • 11. アイボリー(album ver.)
  • 12. 時々狂おしいほと?君を抱きしめたくなる時か?ある (日本語ver.) -Bonus Song-

プロダクション・デシネが初めて紹介した韓国のアーティストとして日本でもデビューを果たした男女2人組ユニット、『秋休み』の待望の3rdアルバム『3番目の季節』。韓国インディロックの草分け的存在『オンニネイバルグァン』、また韓国のティーンエイジ・ファンクラブとも呼ばれ、現在も活動を続ける人気のギターポップバンド『Julia Hart』の中心人物として活躍したソングライター、バビ(Bobby/???)と、透明感と愛らしさに溢れた歌声が素敵な女性シンガー、ゲピ(Gyepy/??)からなる『秋休み』。その魅力はバビが描く、懐かしさと切なさが溶け合った、甘くてポップなメロディと、ゲピの透明感溢れる無垢な歌声。全体を貫くアコースティックな質感、爽やかなギターの音色、小気味よいアレンジも絶妙で、どこか淡い恋心を感じさせる歌詞(日本語の対訳も付属)の世界観も素晴らしい。

穏やかなピアノのフレーズと、シンプルな単音のメロディが奏でられる「01. 鳥」からこの作品がメロディオリエンティッドな名作だ予感させられますが、続く楽曲達は、その通りに、いずれも心に残る上質のメロディの宝庫。程よい哀愁とキラキラ感が融合した、“秋休み節”全開の「02. 153cm、フラットシューズ」の伸びやかな爽快感、軽快なアコギのフレーズ、心に残るサビメロが秀逸な「04. 私どうして鞄から落ち葉が出てくるんだろう」、泣きメロが染みる「08. 別れ、前へ」、柔らかいピアノと弦が優しく寄り添うような「10. ベストアルバムは買わない(album ver.)」など、秋休みの秋休みらしい魅力が溢れる名曲達に加え、英語教師への恋心を描いた、ほぼ全編英詩の「06. David」や、ドラマチックなストリングス・アレンジが素晴らしい劇的な「09. 人の洪水の中で」、シンセと跳ねたリズムが楽しい「05. くしゃみ」、しなやかなリズム感とメロウなフィーリングが格好良い「07. 恋に落ちた私」辺りの、新しいアプローチもアルバムに彩りを添え、本作をよりヴァラエティ豊かな物に仕立てています。

珠玉のデビュー作『秋休み』(VSCD-9399/PDCD068)、続く、より音楽性を押し広げた2ndアルバム『鮮明』(VSCD-9447/PDCD-116)はともに素晴らしく、果たしてこれらの名作を超えるような作品が生まれるのか心配になるほどでしたが、本作『3番目の季節』は、下手したら過去最高の傑作かも知れません。三作品を通じて、ここまでブレが無く、クオリティは常に高く、感動を与えてくれるバンドや作品って滅多に出会えません。決して派手ではないですが、きっといつまでも何度でも聴き続けていられる、いや、聴き続けたくなるような傑作です。

なお今作には、日本だけのボーナス曲として、デビュー作『秋休み』に収録の名曲中の名曲「時々狂おしいほと?君を抱きしめたくなる時か?ある」の日本語ver.を収録の予定。これはかなりスゴいです…。

秋休み (Autumn Vacation):
女性ボーカリストのゲピと、作詞作曲を担当するギタリスト、バビによるユニット。それぞれが、韓国のインディシーンで活躍するバンドで活動を行っていた頃、お互いがそれぞれのバンドのファンであった事から意気投合し結成された。柔らかく澄んだゲピの歌声と、バビが描くメランコリックなメロディが融合した、彼等の極上のポップサウンドが詰まったデビュー作『秋休み』は、インディと言う枠を飛び越え、すでに2万枚以上のセールスを記録し、韓国インディポップ史に残る名盤と評されている。

ディスコグラフィー