クウォーター Quarter

1980年、輝かしくデビューしたザ・シャネルズのメンバーとして山崎廣明はいた。当時彼は、ザ・シャネルズのピアニストとして、またザ・シャネルズのエンターテイナーとして、重要な役割と活躍をしていたことを知る人は多い。ザ・シャネルズを改名したラッツ＆スター脱退後、横山剣氏（現・クレイジーケンバンド）とタッグを組み結成したダックテイルズで、無敵なザ・シャネルズの対抗馬的グループとしてガチンコ勝負をしていた。ダックテイルズ解散後は、これまた伝説の島国NO.1ロカビリークラブ、クールスを結成、そしてその流れはダイナミクスへと続いた。多才な山崎廣明の世界は、DJをはじめ、音楽プロデューサー、洋服デザイナー、ラジオ・テレビ番組のタレントとしてその芸歴は数え切れない。あれから25年、山崎廣明は四半世紀の証として、ダイナミクスの再結成と、自身のレーベル、幻レコードからアニバーサリー・ミニ・アルバム“クウォーター”を発表してくれた。\\r
本作レコーディングにあたって、作詞はもちろんのこと、作曲も自身が過去から温めていた曲を厳選してチョイス。
「なによりもわかりやすい大衆音楽を作りたい。ただし味付けはかっこ良く。」これが彼の口癖で、ザ・シャネルズ時代に身につけたエンターテイナー性は、1940年代から活躍するアメリカのコメディアン、ジェリー・ルイスをリスペクトしていることからもなんとなくわかる気がする。
25年の節目により、一層の音楽活動へとシフトを移す決意を見せてくれたVERY GOODなアルバム。彼のピュアな音楽姿勢は変わらない。メロディックな曲をビッグ・バッド・ブードゥー・ダディー風にキング・オブ・スウィングさせた曲、はたまたキャブ・キャロウェイばりの愉快な曲もあり、吾妻光良もびっくりのジャンプ・ブルース調の曲もあり、まさに山崎廣明25年の集大成な楽曲がここに集結した！！
12月15日には川崎クラブチッタで本人主催、豪華ゲストによる25周年記念イベントも企画。ファンのみならず彼を取り囲むアーティスト達が参加し、祝福することだろう。年末の煌びやかなネオンに負けない、見ごたえ、聴きごたえアリの強力作！！！！
「何よっ、また何か始めたのっ？･･･しぶといね?。まぁ、やる限りはみんなに応援してもらって、一生懸命やりなよっ！」　母：山崎ツヤ