メインリィ・ブルー MAINLY BLUE

ジャグやケイジャン、また民族音楽の雰囲気をうまく取り入れた、新しいヨーロピアン・ブルースの誕生！フランス映画のワン・シーンから飛び出たような容姿を持った若きチャールズ・パシは要注目だ。

毎年、世界中から音源を集め、メンフィスで最終選考が行われる由緒ある“ブルース・ファウンデーション”のコンテスト「インター・ナショナル・ブルース・チャレンジ」で2006年度、見事ベスト3に残ったアメリカでも評価の高い名盤がいよいよ日本初登場。フランスを代表するハーピスト、J.J.ミルトゥやカントリー界の大物チャーリー・マッコイを彷彿させる洗練されたナチュラルなハーモニカの音色と軽やかなテクニック。またその甘いマスク同様に初々しくも芯の通った魅力的なヴォーカル。まるで若き日のトム・ウェイツを想わせる声。同世代で構成された若いバンドも年齢を感じさせないすばらしい演奏を聴かせている。特にアコースティック・ギターのアントワン・ヘラーは超一流で本国では若くして様々なアーチストとも共演する期待の新人。ブルースを中心にジャグやケイジャン、カントリー、さらに民俗音楽の雰囲気までもうまく取り入れたスウィンギーなヨーロピアン・ブルース！要注目盤。