アナトリアン・ウェディング Anatolian Wedding

ギリシャからトルコに移って来た家系に生まれたジプシーのクラリネット演奏家。幼少時よりクラリネットを始め、14歳のときには、結婚式や祭りで演奏する定期的な仕事をもつようになる。80年代中頃、イスタンブールに移り、ジプシー演奏家の仲間と共にレストラン、劇場バンド、結婚式など演奏活動を行ってきた。メロディをインプロヴァイズする卓越した演奏技術と感性から、クラリネットのジョン・コルトレーンとも呼ばれ、現在ではトルコを代表する名演奏家として知られる。映画『クロシッング・ザ・ブリッジ』にも出演し話題になった。本作『アナトリアン・ウェディング』は2006年に、ベン・マンデルソンのプロデュースの元で制作された傑作アルバム。トルコ各地の結婚式で演奏される伝統的なナンバーを収録し、ベリーダンサーの間ではまさに必携アイテムとして親しまれている。

「ハイビジョン特集　上原多香子　トルコ　ベリーダンスの心にふれる」のなかで上原多香子さんが収録曲(8)「メシュク・ハヴァス」を使ってベリーダンスの特訓をします。冒頭からエンディングまで何度も使用されています。