Ｌｅｓ　ｍｕｓｅｔｔｅｓ　ｄａｎｓ　ｕｎ　ｃｏｒｂｅｉｌｌｅ　ａ　ｆｌｅｕｒｓ　花籠のミュゼット

「緑の芽が顔を出し、色とりどりの花が咲き始める季節ならではの、カラフルなメロディー満載のアルバムにしたい。」

アコーディオン/ トイピアノ奏者の良原リエさんが、フランスのシャンソン、ミュゼットのありあまる名曲の中から、
「花」をキーワードにたどって集めた春らしい華やかさ溢れるアルバム。


花と言えば何の花が思い浮かびますか？きっと生まれ育った場所や世代によっていろいろな答えが出てくることでしょう。
「リラの花咲く頃」は歌われる国によってタイトルが変わります。曲が生まれたドイツでは「ニワトコ」、フランスに渡ったら
「リラ（ライラック）」、日本にやってきたら「すみれ」と、それぞれの国でなじみある花に翻訳されました。

それでも「花」という言葉からイメージする、心にほっとともるあたたかさは万国共通のものではないかと思います。
どんな花にも、同じ美しさがあります。いつも通る道端に咲く花、思い出とともにまぶたに浮かぶ花、どんな花でもいいんです。花を眺めながら、花を思い浮かべながら、その美しさとはなやかさ、あたたかさで心をいっぱいにして、このアルバムを聴いてくれたら嬉しいです。花の曲とともにたくさんの方の心にいろとりどりの花が咲き乱れることを祈って。