Blog by 大貫憲章

Kenrocks Nite Ver.2 <サイケな世界で#1>

スタジオで。大貫& Katchin'

スタジオのあるフロアーの壁

ごきげんいかがですか?こんな深夜にスンマソン!またいつものように自分のラジオ「kenrocks Nite Ver.2」のこないだ、4月29日、土曜日深夜2時に放送された内容など、紹介させていただきます。

 今回はゲストさんはおらず、自分の思いっ切りクラブでした!では進行表を直貼りします。これがみなさんの音楽生活の一助や参考になれば嬉しいですね。
なお、ラジオはRADIKO タイムフリーで聴取可能です。
番組のご案内はこちらです。http://www.interfm.co.jp/kenrocks/index.php?mode=sat&id=36

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Kenrocks Nite Ver.2 <サイケな世界で#1> 4.28OA 2018
 みなさんこんばんは。大貫です。カッチンです。4月28日の深夜2時を回りました。ごきげんいかがでしょうか?この夜更けにまた皆さんとあえてう嬉しい限りです。今夜も素敵な音楽で1時間おつきあいください。さて、今夜はゲストの方はいませんね。そんな今日、4月28日はどんな日なのか?皆さんご存知かもしれません。66年前の1952年の今日、サンフランシスコ平和条約が発効してめでたく日本の主権が回復した日なんですね!ほぼ私と同い年。さてそんな意義深い今夜は少しアカデミックにルーツ探求して、60年代に生まれた一大レボルーションのサイケ/アシッドなロックを撫でてみます。ではオープニングはアフリカ系の父とアメリカ先住民系の母を持つブラック・インディアン、ジミ・ヘンドリックスから。

M-1 Are You Experienced? / The Jimi Hendrix Experience
「Are You Experienced」 UICY-93140

<トーク2>受けて解説など〜ジミは1942年11月シアトル生まれ(70年9月18日他界)。15歳でギターを覚え、兵役帰り65年からミュージシャン活動。いろんなバンドを転々として66年秋に元アニマルズのベース、チャス・チャンドラーに見出され渡英。そこでオーディションでメンバー見つけいよいよThe Jimi Hendrix Experienceの誕生。67年デビューアルバム「Are You Experienced?」発売。いきなり時代のスーパースターに。センスと技術の両輪がどちらも半端なかった。実質3年間の活動でPop Cultureの世界を変えた。続いては同じアメリカから白人の4人組同じく67年のナンバーを。

M-2 You Keep Me Hanging On / Vanilla Fudge
「Vanilla Fudge」 WPCR-27845

<トーク2>受けて解説など〜66年にニューヨークのロングアイランドで生まれた4人組。ヒットポップスを独自の解釈でカバーし大ヒットさせた。その代表曲が今のもので66年にモータウンレコードの人気ガールグループ、シュープリームスで全米1位になったばかりの曲。70年まで同じメンバーでやって解散した後は何度となく復活してます。2000年代も引退したベースのティム・ボガート以外のメンツで集まり今も現役!需要があるんだろうね。続いては英国から。このヴァニラファッジに触発されたというのがDeep Purple 。キーボードのリーダー、ジョン・ロードの活躍顕著!

M-3 Exposition ~ We Can Work It Out / Deep Purple
「The Book Of Taliesyn」 TECW-21718

<トーク3>受けて解説など〜最初の3枚はメーカーもアメリカのマイナーなところで、そこが倒産して70年メジャーのワーナーと契約して人心一新、体制変革してよりハード・ドライヴィン・サウンドへ。多くの人が認知しているのはここからの彼ら。最後はまたアメリカ。65年にカリフォルニアはバークレーで生まれ、67年1月にアルバムデビュー。一躍大スターの仲間入り。ボーカルのジム・モリソンの言動はお騒がせだが、彼のカリスマ性もあり人気はうなぎ登り。そのジムは71年7月に休養先のパリで急死。これによりバンドは空中分解。形式上のラストアルバムはモリソンのデモテープをベースにした78年の「アメリカンプレイヤー」 。では彼らの栄光の門出を飾ったナンバー。アルバムヴァージョンで時間まで。

M-4 Light My Fire / The Doors
「The Doors」 WPCR-12716

ここから「RUMBLE」

 いかがでしたか、今夜の Kenrocks nite ver2? 前半は大貫が60年代のサイケやアシッドロック、プログレへの道筋あたりを紹介させていただきました。録音技術やミュージシャンの演奏技術、大いなる人間のチャレンジ精神などが時代とぶつかったり後押しされたりして生まれた音楽です。ロックの歴史のなかでも実に画期的なことでした。さて、お知らせです。
5月3日木曜日、渋谷のブリティッシュパブHUBでDJします。レギュラーイベント「ブリティッシュパビリオン」ゲストです。

基本、ブリティッシュの60〜80年代あたりでまとめようかと。入場無料!パブだからね。その代わり4日の毎月恒例の代々木スピンコースターバーでのDJはお休みです。
今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした。ではまた来週!ADIOS AMIGOS!