Blog by 大貫憲章

第2回ROCKING★GYM

第2回ROCKING★GYMは前回以上に盛況でした。

 今年の夏前から、つまり春ってことですが、その頃から新しいパーティーというかイベントを始めました。タイトルは『ROCKING★GYM』といい、ぼくとビリー北村くんの二人が中心の、若手や女の子DJもたくさんいる、まさに、新旧ミックスしたある意味大胆なイベントです。

 元々、ぼくと北村くんは、あの新宿の伝説的なDISCO「 ツバキハウス」で、一緒にDJをしていました。ぼくが「LONDON NITE」を始めて少しした頃に、お店が、「LONDON NITE」用に雇い入れたまだ二十歳そこそこの若者が彼でした。

 彼は、ぼくの下についてDJ修行すると同時に、会社の従業員ですから、ぼくの日以外もDJ見習いとして、ツバキで厳しい下積みを経験していました。だから、本来はロカビリー好きで「ロカビリー・ナイト」も立ち上げてましたが、(名前のビリーはロカビリーから由来したもの)普段はフツーに流行りのディスコとかも回していたんですよね。ちなみに、当時は夕方5時オープンで翌朝5時クローズですから、12時間営業が当たり前。そこで、新人や見習いは、最初に来て最後に帰る、んですから、いかに過酷な労働条件か、今からは想像もできないですよね。さらに見習いは、給料も安いので、バイトしないと生活さえままならない有様。ですから、みんな、あの頃はほとんど不眠不休
で仕事してました。

 そんな北村くんとは、その後、藤原ヒロシくん、高木完くんと4人で『JUNGLE GYM』(まぁ、創設者として言わせてもらえば正式には『JUNGLE GYM TAKES A TRIP』ですが)というイベントを不定期ですが、スタートしました。主に西麻布のODEONというハコで開催していました。

 ですから、今回のイベントをやるにあたり、タイトルを考えた時、北村くんの頭にはそのイベントのイメージがあり、少しだけROCK寄りにしてこのタイトルにしたということです。

 ロンナイでもロカビリー・ナイトでもあり、それだけでもないクロスオーバーなロックがメインなディスコ・パーティーという感覚です。基本的には雰囲気は80年代のDISCOです。だから、彼はロカビリー以外にあの頃のポップスやディスコ・ナンバーを多くプレイします。それも実に生き生きとして。DJをやることを楽しんでいるように思えます。

 お客さんも、当然幅広く、当時を知る世代から、20代の人たちまで男女さまざまです。場所の渋谷TRUMP ROOMも風変わりな店ですから、そこも合うみたいです。そこのボスの松村くんは、かつてツバキでロンナイやロカビリー・ナイト、さらにはギャングステージなどに出入りしていた常連でした。だから、いろいろ事情も心得てますから、共に面白いイベントにしよう、と協力してくれているんですよね。料金が1000円のチャージだけ(No Drink)とうのも、その現れのひとつです。

 長くなりました。

 とにかく、このイベントというかパーティーは自分はオーガナイザーのひとりですが北村くんのサポート役でDJの一員で、みんなと楽しく交流出来ればサイコーなんです。なので、その幅広いDJ&客層が個人的にも楽しみなんです。ブルースター・ナイトの主宰の山崎くんとか女の子DJチームのすみれちゃん、methylちゃん、知り合いの「熟女DJ白玉」さんや今売れっ子状態のギャルDJのPELIちゃんとか、メンツもバラエティ豊か。

 次回は7月30日金曜日に同じTRUMP ROOMでまた行う予定です。北村くんの回すロカビリーもイイんですが、ディスコがこれまたイイんですよね。ツバキを思い出して。こないだの一番は、アリシア・ブリッジスの名曲「恋のナイトライフ」(I Love A Night Life)でした。アレはぼくらナイトクラバーのテーマですからね。では、また逢いまし
ょう。

映像はアリシア・ブリッジス