Blog by 大貫憲章

師走だけにナニカと慌ただしいです

ご無沙汰してましたが、みなさんお元気ですか?なかなか、更新出来なくて申し訳ありません。

まぁ、正直なところ、音楽業界、とりわけレコード会社や雑誌出版社が、こんなにも厳しい不況に陥るとはつい数年前には思ってもいませんでした。

おかげで、仕事は激減するし、音楽評論家などという職業は今に無くなるんじゃないかと、今では本気に思えて来ますよ。まさに、レコード会社同様、絶滅危惧種ですね。

しかし、また一方で、貧乏暇なし、という言葉もあるように、パッとしないわりにナニカと雑事とかで忙しいということもあります。仕事にならない仕事、とでも言うのか、そういう類いのことが案外あるんです。打ち合わせとかミーティングというのも、そうしたものの一例で、仕事になるように話し合うんですが、これがなかなか実現化しない場合が大半です。

人生や社会なんて、そういうことの繰り返しだ、と言ってしまえばそれまでですけどね。

そんな、疲れる日々に多少気持ちが晴れるようなことが、たま〜にあります。昔からの古い友人や仲間に会うのもそういうことのひとつかも知れません。毎月の第一金曜日に、六本木のラウンジ・バーSONORAでやっている気楽なDJパーティー「昭和洋楽パラダイス」は、前にも紹介したかも知れませんが、気心の知れた仲間が集まるように企画したもので、昭和な時代の洋楽ならジャンル関係なく、何でもアリという自由なスタイルで、こないだ1日にはツバキハウス時代のお客だった連中が久しぶりに集まり、なんとも懐かしい再会の場になりました。

ここに写っているのはその一部で、今やみんなしっかりとオジサン、オバサンになってます。20数年前にはみんなハタチそこそこのヤングだったんですけどねぇ。でも、会ってしまえばすぐにタイムスリップしてあの頃に戻れるのが、古い仲間のいいところ。

ガンガン踊りまくる体力はさすがにないものの、あの頃の曲にはすぐに反応して身体を動かしたり、リズムをとったり。音楽のパワーってすごいな、と改めて感じる瞬間でもあります。だから、ぼくも普段滅多にやらない、あの頃のヒット曲をジャンル関係なく回したりして、自らもエンジョイしました。

ブロウ・モンキーズ、ジョニー・ヘイツ・ジャズ、ブロンディ、キッド・クレオール、ヘアカット100、ブルー・ロンド・ア・ラ・タークなどのダンス・ナンバーをたっぷりと、昔のツバキハウスのようにスピンしました。

うちの若いスタッフはそんなぼくに、「大貫さん、ディスコみたいのも回すんですね!」とビックリしてましたけど。そりゃやりますよ、何しろ長いことDJして来ましたからね。ロンナイだけじゃないんですから。

ちょっとした気分転換にもなって、ほかのお客さんにもウケて、楽しい一夜になりました。イベントとか気張った感じがないリラックスした雰囲気がこのパーティーの魅力ですから。来月は新年7日になりますが、気軽に一杯ヤル感じで遊びに来てほしいです。何がかかるかは、その時のお楽しみです。昭和な洋楽には間違いないですから。よろしくです!