Blog by 大貫憲章

Kenrocks Nite ver2 <Primal Scream Again!>

1993年、メンフィスの名門スタジオ「アーデント・スタジオ」で行われたプライマルのレコーディング風景。ボビーの右はプロデューサーのトム・ダウド。

これが10月10日発売の噂の「幻の未発表音源」からのニューアルバム。

お知らせです!13日の土曜日、馴染みのハコ、organbarでロンナイやりますよ!!

みなさん、ご機嫌いかがですか?
10月になりました。今年も残すところあと3月。一年の4分の3が終了したわけですね。
考えてみれば、今年もいろいろありました。中でも強烈というか印象的なのは、お天気!気候の変動、気象のニュースに翻弄された年、ということです。10月に入ってもまだ30度越えの時もあるらしいとか。。おかしいデス!

さて、今回もここの自分のラジオKenrocks Nite ver2の先週末9月29日に放送したモノを選曲含め内容など紹介させてもらいます。今回のテーマは「Primal Screamを再検証する!」みたいな感じ。今月半ばに発売される予定の、これまで歴史に埋れていた未発表作が、いよいよ陽の目を見るということで話題の新作『『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ ? オリジナル・メンフィス・レコーディングス』(写真上:CD2枚組ほかのバージョン複数)を前に、彼らを改めて検証してみよう、というものです。

ではいつものように以下に直貼りしますので、よろしくです。これがあなたの音楽生活の一助や参考になれば嬉しいかぎりです。ラジオの方も引き続きよろしくお願いします。

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Kenrocks Nite ver2 <Primal Scream Again!> 9.29 OA 2018

みなさんこんばんは大貫です、カッチンです!今夜もまた会いましたね!ここから1時間よろしくです。さてすでに9月ももうエンディング。考えると今年もあと残るところ3ヶ月。あっという間の2018年。とは言え時間にあくせくしても始まらないですから、気持ちはいつも悠然とね。ポジティブに行こう。そんな今夜はプライマル。2016年の9月にあのロン毛でカッコよかったギターのロバート・ヤングが亡くなったのもついこないだ。彼がいて元気バリバリだった時代の演奏など聴いてみようと。まずは今も一番の人気曲のコレ!

M-1 Rocks / Primal Scream 『Give Out But Don’t Give Up』 SICP-1893/4

<トーク!>2’30” 受けて解説など 一躍話題の的になった「スクリーマデリカ」に続いての1994年のアルバム。でも作風はガラリと変わってアメリカの南部60年代あたりのスワンプでソウルなR&R。ストーンズみたいな感じ。そして実はみなさんもうご存知だと思うけど、そのアルバムの元になった未発表音源がいよいよ来月10月10日に日本先行で日の目を見る。かつて放されたアメリカはメンフィスのアーデント・スタジオで達人トム・ダウドのもとマッスルショールズのミュージシャンらと作った。しかし、それを資金出したアラン・マッギーが気に入らず、改めて LAでブラッククロウズなどのPで実績のあるジョージ・ドラクリアスに大幅に手直しさせた。しかし、それが20余年の歳月を経て甦った。ボビーも「あの時には感じられなかったモノが今ならわかる」とまで言ってます。ファンには格別なプレゼント。閉ざされた歴史の扉が開くんだ。で、続いて彼らが人気を獲得したスクリーマデリカの頃の曲もチェック。ライブも

M-2 I’m Losing More Than I’ll Ever Have / Primal Scream 『Come Together EP』 ESCA-5954 1990&1994

M-3 Loaded (7″ Version Andrew Weatherall mix) / Primal Scream 『Come Together EP』 ESCA-5954

M-4 Ramblin’ Rose (Live) / Primal Scream 『Come Together EP』 ESCA-5954

<トーク2>受けて解説など アンデイ・ウエザーオールにリミックスとプロヂュースを依頼してまんまと成功。他にもorbやジミー・ミラーもPした新生プライマルの初アルバム1990年の傑作「スクリーマデリカ」を軸に、日本編集のミニアルバム『Come Together EP 』を。R&Rとアシッドハウスとソウルが一体となった作品を生み出した。「Let It Bleed」のころのストーンズに通じるという評判。本当にこの90年から94年頃の彼らは一番ヤバい。自分がロンドンに見に行ったのもこの頃。94年には日本でClub rocksがスタート。KONDIさん永遠に!(2010他界)。ここで2曲。2006年のアルバム「ライオット・シティ・ブルース」から。

M-5 Suicide Sally & Johnny Guitar / Primal Scream 『Riot City Blues』 SICP-1901/2

M-6 Zeppelin Blues While Thinking Of Robert Parker / Primal Scream 『Riot City Blues』 SICP-1901/2

<トーク3>受けて解説など このアルバムも4年ぶりで、しかもそれまでかなりアシッドでサイキックでデジタルでハウスな作風なのが再び?R&R懐古?スワンピーなルーツロッックへ。ロバート・プラントはその後、実際にプライマルのアルバムで歌ったし。2013年の「More Light」の「 Elimination Blues」。プライマルは多くのミュージシャンやDJなどと交流したし、その都度「冒険」してきた。今もそのアティチュードは変わらないと思う。良くも悪くもデラシネ。その気ままさが好き。最後にこれ。しかし、楽しみだな、新発見の音源。

M-7 Call On Me / Primal Scream 『Give Out But Don’t Give Up』 SICP-1893/4

< RUMBLE >

いかがでしたか、今夜のKENROCKS NITE VER2 前半の大貫パートではプライマルを改めて聴き直してみました。10日に日本先行発売で、ロックスの入っていたアルバムとしてお馴染みの、ある意味、プライマルを現代のストーンズ!みたいな位置付けにした作品「ギブ・アウト・バット・ドント・ギブ・アップ」の元になった貴重な音源が発売されるのでね。トム・ダウドのPしたオリジナルの作品だから!チョー楽しみです!
10月13日土曜日、渋谷Organbarでロンナイありますよ!LONDON NITE EXTRA!早めの19時から朝までオープンしますんでよろしくです。今夜はこのへんで。お相手は大貫&カッチンでした!ではまた来週ADIOS AMIGOS!