Blog by 大貫憲章

Kenrocks Nite ver2  < 嗚呼!昭和な流行歌よ>

みなさん、ご機嫌いかがでしょうか?麗しい?それは結構です。
とはいえ、今般の新型コロナウイルス感染事態はだんだん笑えない方向に向かってますよね。致死率はインフルエンザより低いとかですが、どんどん感染が拡大してますものね。
マスクが近所のコンビニに一枚もない!なんていうのは「異常事態」です。ファミレスにも人があまりいませんでした。偶然なのかウイルス不安なのか?おかしな空気になって来てますよね。
さて、そんなこんなの今日ですが、また先週末2月1日に放送したラジオ「 Kenrocks Nite ver2」の内容をここにも紹介させていただきます。
今回は自分の手持ちのアナログ・レコードからノイズを承知で聴いていただこう、それも断然の昭和歌謡ジャンルから、というレアグルーブなモノ?聴き逃した方はぜひRADIKOで聴いてみてくださいね!
以下に自分の書いた進行台本を直貼りします。これがあなたの音楽生活の一助、参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

*追記〜こういう企画で収録したものですが、つい先日、2月3日に昭和の歌謡界を明るく賑わせた女性歌手のひとり、梓みちよさんが逝去されました。76歳でした。彼女の名を一躍世に知らしめたのは1963年(昭和38年)11月に発売された当時のゴールデンコンビ、作詞、永六輔、作曲、中村八大による「こんにちは赤ちゃん」。当時小学生の自分にも明るく弾むような歌声とメロディーが気分を晴れやかにしたのをよく覚えています。ありがとうございました。あらためてご冥福をお祈りします。

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Kenrocks Nite ver2   < 嗚呼!昭和な流行歌よ>  2.1 OA  2020

 

 

 

 

 

 

みなさんこんばんは!大貫憲章です、カッチンです!今宵もまた10時を回りました。いつも聴いていただいてありがとうございます!いよいよ2月のスタート!2月といえばこの番組ではもうご存知の方が多いと思いますが、聖なる月、ホーリーマンス、ありがたいシーズンですね。バレンタインとか関係なくわたし大貫憲章の誕生日があるからです。2月22日、ニーニーニー!ニャンニャンニャンじゃないすよ!つーわけでわたしは間違いなく昭和の世代です。平成も令和もカンケーない。むしろ馴染めません。でも2020年には馴染めます! OKそんなんで今夜は最近自分が取り組んでるウチのあるアナログシングルのデータ化!から懐かしくも麗しい思い出の名曲をみなさんにご紹介したいと。まぁ、ほぼ知らない曲ばかりでしょうが、聴いていれば「いいな」と心が呟くのが分かるかと。まずはオープニングはこちら!

M-1 その名はフジヤマ / アントニオ古賀  7inch コロムビア SA-597 トリオ・ロス・パンチョス

 

 

 

 

 

 

 

<トーク1>受けて解説など〜アントニオ古賀さんは今年79歳わたしの10個上。演歌、歌謡曲の祖、古賀政男さんの愛弟子で歌手でギタリスト。キューバとの交流で知られ日本人初の勲章ももらってます。これは1961年のナンバーでその年に来日して人気のトリオ・ロス・パンチョスの前座を務めこれも話題に。メンバーからプレゼントされた日本公演用に作ったこの曲がヒット。ザ・ピーナツといいい伊東ゆかりといいこのころの日本人歌手は海外と積極的に交流してました。続いて3曲。純然たる歌謡曲。特に人気がこう言う青春歌謡。個性的でしたー・

M-2 十七才のこの胸に / 西郷輝彦  7inch クラウン CW-110

 

 

 

 

 

 

 

M-3 一人ぼっちが好きなんだ / 望月浩 7inch 東芝音工 TP-1047

 

 

 

 

 

 

 

M-4 6番のロック / 美樹克彦 7inch クラウン CW-295

 

 

 

 

 

 

 

<トーク2>受けて解説など〜西郷輝彦はデビュー4枚目の曲。47年生まれで橋幸夫、舟木一夫とともに「御三家」と称されスター街道へ。66年に「星のフラメンコ」が当時のメガヒット。洋楽好きでロックアレンジの曲を好んだ。 望月浩も47年生まれ。東芝のプリンスと謳われ売り出された65年のデビュー曲。B面は「恋のハンドボール」。ハンドボールが人気だったらしい。66年のビートルズ来日時、裕也さん、ブルーコメッツ、ブルージーンズ、ドリフターズらと出演し、「君にしびれて」を熱唱。美樹克彦は元の芸名が本名の目方誠。子役歴長く1965年日大鶴ケ丘高校時代、改めてクラウンから「俺の涙は俺がふく」で歌手デビュー。これが3曲め。67年「花はおそかった」でブレイク。過剰な情熱系リビドーが魅力だな。続いて悲しめ、セツナ系なブルーな感覚の曲。

M-5 東京ブルース / 西田佐知子 7inch ポリドール DJ-1421

 

 

 

 

 

 

 

M-6 暗い港のブルース / 平浩二 7inch ワーナーパイオニア L-1636

 

 

 

 

 

 

 

M-7 岬めぐり / 山本コウタローとウィークエンド  7inch odyssey SOLB-142-OD

 

 

 

 

 

 

 

<トーク3> 受けて解説など〜西田佐知子さん39年生まれのオン年81歳。司会業の関口宏さんの奥様。何より60年安保のバックテーマと言われた「アカシアの雨がやむとき」が人気を決めたが本人や周囲は否定的でむしろ61年のコーヒールンバ(カバー)63年の「エリカの花散るとき」そしてこの65年の曲が評価されたのを喜んだとか。憂含む声と歌い方が日本のアストラッド・ジルベルトだ、と思うのはわたしだけ? 平浩二さんは長崎出身49年生まれでわたしの2個上。前川清と小中で同級生。テイチクから72年「バスストップ」がヒット。78年にワーナーに移籍。これは83年の曲で71年にヒットしたキングトーンズのカバー。個人的には平浩二バージョンが好き。 山本コウタローとウィークエンドは中心が48年生まれの山本さんは白鴎大学名誉教授。元は70年のヒット「走れコウタロー」のソルティーシュガー。その後ソロからトリオのウイークエンド結成し最初の曲がこれ。オリコン5位の大ヒット。最後にGSテンプターズからその転向しフラワートラベリンバンドのメンバーもいるこのバンドとやった時代の名曲、絶唱のこれが面目躍如。

M-8 ラストダンスは私に / 萩原健一 with Donjuan Rock’n Roll Band  7inch Bourbon BMA-2004

 

 

 

 

 

 

 

「 RUMBLE」

いかがでしたか?今夜のKenrocks nite Ver2? 前半は大貫が自宅に埋蔵されていたアナログレコードのシングル盤から何曲か選んでお送りしました。だいたい昭和30年代1950年代後半から平成にかかる頃までのアーティスト、曲を聴いてみたんですが、いかがだったでしょうか?こう言う曲をじっくり聴くなんて機会はそうないかと思います。大げさでなく大衆芸能の文化遺産です。今どきのもの以外にも耳を傾けるものは多くある、と言う実例。では今夜はこのへんで。お相手は大貫憲章&カッチンでした。来週はゲストに氣志團の団長、綾小路翔くんが来てくれます。お楽しみに!また来週ADIOS AMIGOS!